金(ゴールド)単体では加工するにも硬度が低すぎるため、他の金属との配合比率によって、色や強度が変わってきます。
ゴールドは、他の物質を含有する事で美しさと丈夫さを得る事が出来たのです。
近年ではこのようなカラーゴールドもゴールドの一部として完全に認知され、含有する物質とその量で色をコントロールすることによって、新しい価値を生み出しています。
カラーゴールドの種類
イエローゴールド
イエローゴールドとは、一般によく目にする金色に輝くゴールドのことです。
割金に使用する銀や銅の割合をほぼ同量にすることで金本来の色を保ちます。
グリーンゴールド
割金を銀のみにすることでグリーンに近い金色になります。
日本では、「青割」や「青金」などと呼ばれます。
ピンクゴールド
割金を銅のみにすることで、ピンクに近い金色になります。
場合によってはパラジウムを加えたり、レッドゴールドに少量の亜鉛やニッケルを配合して色みを表現します。
レッドゴールド
割金を銅のみにすることで赤に近い金色にします。
銅の色みが強調された赤色になります。日本では「赤割」や「赤金」とも呼ばれます。
ホワイトゴールド
割金を銀やパラジウム、ニッケルなどの白っぽい金を混ぜ、白色化させます。
見た目はプラチナと見間違えやすいのですが、まったくの別物です。
ブラックゴールド
ホワイトゴールドの色を加工したゴールドです。色は濃い黒色で金ならではの光沢があります。
ブラックゴールドは、特に男性に人気が高く、近年金のアクセサリーの中でもシェアを増やし続けている商品の1つです。
表面にルテニウムをメッキし、色みを出します。
金の種類 | 金純度 | 純金(%) | 純銀(%) | 純銅(%) |
純金 | 24K | 99.99 | - | - |
金箔 | 23K | 94.43 | 4.90 | 0.66 |
イエローゴールド | 18K | 75.00 | 15.00 | 10.00 |
ピンクゴールド | 18K | 75.00 | 10.00 | 15.00 |
ホワイトゴールド | 14K | 58.33 | 41.67 | - |
グリーンゴールド | 18K | 75.00 | 25.00 | - |
レッドゴールド | 18K | 75.00 | - | 25.00 |